「真の池田門下として」 2017.7.17

「真の池田門下として」
                              (2017. 7.17 )
第二埼玉総県坂戸県坂戸圏
ーー支部ーー地区ーーB 
篠澤協司 

みなさん、こんにちは。私は埼玉県坂戸市に住んでおります、篠澤協司と申します。私は創価学会の会員ではありますが、現在の原田会長を中心とする執行部は間違ってい ると確信して、声をあげました。反執行部と言われれば、そのとおりであります。私が現在の創価学会執行部に対して間違っていると確信する理由は、何も難しいことで はありません。現執行部のやり方が三代会長の御指導に反しているから、そして三代会長の精神を破壊 しようとしているから、だから私は声をあげようと決めました。その結果、私は本年4月14日、地元支部の副支部長を解任となり、一壮年部になりました。 本日は、池田門下の自覚と決意を込めてお話しさせて頂きますので、どうかよろしくお願い 致します。
私は昭和62年、21歳の時に現在の支部で入会し、男子部では創価班本山担当、本部担 当として着任致しました。また、圏広宣部長として宗門などから会員を護るために戦って参り ました。そして壮年部に移行してからは、約10年間、地区部長として三地区に渡って担当させて 頂き、折伏・新聞啓蒙・公明党支援とその時々の活動を地区の皆さんと共に、全てやり切る ことが出来ました。それぞれの地区で様々な活動の歴史を刻むことができ、共戦して頂いた 同志のみなさんには今も感謝の思いで一杯です。
組織活動中心で打ち出しに何の疑いも持っていなかった、そんな私が、「あれ、どういうこ とだろう??」と疑問に思い立ち止まったのが、2015.6.4 の衆議院憲法審査会のことでした。 3名の憲法学者が「集団的自衛権は憲法違反である。」と表明し「外国軍隊の武力行使が 一体化するおそれが極めて高い。」と発言したことに、私は心の中で何かが引っ掛かりまし た。前年の 7.1 に憲法9条の解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認すると決めた閣議決定の時は、正直あまり心配はしていませんでした。法制化する際に必ず公明党がしっかりや ってくれる、平和憲法を絶対護ってくれると信じており、例え自民党が暴走することがあって も公明党という強力なブレーキがガッチリと効いて、この日本が向かう方向を安全運転に導いてくれるものと確信していました。ところが憲法審査会以降、安保法案に違憲と表明する圧倒的多数の憲法学者が現れ、歴代の内閣法制局長官たちが反対してくる事態となっては、本当に合憲の範囲内なのか、私の中では様々な疑問点が出てきました。
そうこうしているうちに、7.16 に衆議院本会議の採決で賛成多数、法案は可決してしまったのです。高村・中谷・北側各議員、この安保法案の中心者たちが口を揃えて、現行憲法下では集 団的自衛権の行使はできないと、憲法を改正しないとムリであると以前は豪語していたのに、今回は真逆の主張をしています。特に公明党副代表ともあろう者が、武力による抑止力の必要性を訴える始末です。池田名誉会長はトインビー博士との対談で「武力による自衛の方向は、すでに行き詰ってきているといえましょう。」と明確に武力の拡大を否定しています。この師匠の言葉に照らして、公明党は完全に違背していると、私は確信しました。
そこで私はまず、支部長・本部長・圏長に直接訴えました。どの単位でも構わないので、 安保法案についての政治学習会を開いて欲しいと真剣に申し出ました。しかし、圏長は早々に「開催するつもりはありません。」との返答。支部・本部については市議会議員が入っての会合を検討すると言われましたが、結局会合が持たれることはありませんでした。日本全国でこれだけ関心があり、多くの国民が危機感を感じている法案に対して当時はまだ、納得できる説明と内部討議資料がないのです。法案に賛成するにしろ、反対するにしろ、 私たち現場会員への説明と資料が全くなかったのです。
与党の一員である公明党を支持する者として、このまま何も知らない、判らないではすまされないと強く感じ、一般紙のデジ タル版や SNS の情報などで安保法制の利点と問題点を調べていきました。時には市議会議 員のお宅に訪問して、公明党本部から受けている説明を聞き、疑問点をぶつけてくることも ありました。しかし、調べれば調べるほど、憲法9条に違反する可能性が高く、専守防衛を貫いたとは とても言えないのではないかと、疑問は深まるばかりでした。
そして何より、私たちの師匠が 命懸けで道筋を構築して下さった、創価の平和思想が学会内部から崩れていくのではないかとの強い危機感がありました。私は7月中旬の地区協議会で集まったみなさんに語りかけました。「今回の安保法案は、 正直私もよく判りません。しかし、憲法違反の可能性があると言われる法案です。とにかくみなさんで一緒に勉強しましょう。そして自分自身で考えましょう。」と。
それから地区協議会や唱題会で15分程度の時間を使い、安保法制の学習を行ないました。私はその時点での報道を教材として配布し、発信して参りました。あるときは、憲法審査会の模様をニュースでしか見ていないとの地区のみなさんに、与野党双方の意見を含めて 編集した動画を作成し、それを地区協議会で観ることもありました。私の中では安保法案反対の立場は決まっていましたが、地区のみなさんには賛成・反対 双方の情報を知って頂き、師匠の平和思想に照らした上で、あくまでも自分の頭で考えて ほしいと願いながら進めていきました。
私は、地区部長というのは地区の壮年部長とは考えていません。どこまでも、地区四者の リーダーであり、地区全員とその御家族を幸福に導く、責任者です。そのリーダーが判断を 誤れば取り返しのつかないことになる怖れもあります。地区をお預かりするには、その責任と 覚悟を持ってやらないといけない、今もそう考えております。
学習会を重ねていくうちに、ある婦人部の方は言いました。「私たちは毎日朝晩、勤行の最後に『世界の平和と一切衆生の幸福のために』と御祈念しているのに、この法案はなんか おかしいわよね。」と。私はそれを聞いて、少しずつではありますが意識が変化してきたなと、 感じることができました。
しかしそんな矢先、9月初めの協議会に突然、本部長と副本部長がやってきて、会合終了 後、みなさんが帰ったあとにこう言いました。「篠沢さん、今後、協議会や座談会で政治の話は一切しないでください。篠澤さんが話をすることは、地区部長としての話になるから、 地区のみんなが誤解します。今の打ち出しの事をしっかり協議して下さい。」と。私は即座に「選挙の支援活動が始まれば、当たり前のように政治の話になります。内部 討議資料が下りてきて、政治学習会も普通にやるのに、なぜ今、政治の話がいけないの か、まったく意味が判りません。」と反論しました。支援期間以外は政治の話をしてはいけない、などという指導は聞いたことがありません。支部や本部で安保法制の説明会を行わないのを棚に上げて、地区に圧力をかけてくるような実態があり、結局それ以降は地区での政治学習会を行なうことが出来なくなりました。
また、公明党の国会議員が県の支部長会で質疑に応えてくれる機会があった時にはこのように言われました。「篠澤さんが参加しても議員さんの説明に納得できなければ参加する意味はないですよね。それに篠澤さんが質問すると迷惑がかかるから、会合には参加しないでほしい。」と。支部長の代理で参加する予定だった私は、本当にびっくりしてしまいまし た。これはもう、開かれた支援活動ではありません。公明党の政策に納得しなければ排除され る、閉ざされた、偽りと盲目の支援です。
師匠・池田先生は「私たちは公明党を支援するために信仰しているのではない。」「いかなる政党支持の人であろうと、いかなるイデオロギーをもつ人であろうと、この妙法の旗のもとには、全く、なんの差別もなく、平等に包容されるべきであることを、明確にしておきたいのであります。」と言われています。それにもかからわず、 創価の現場には差別と不平等の実態があったのです。
そして、組織からの一方通行の伝達ばかりで議論することなく、上意下達の打ち出しをこなすことが活動家の戦いになっていました。特に、打ち出しを流す幹部たちが勉強不足なのは致命的です。選挙運動には関心が 高いのに、政治や政策にはほとんど関心がありません。これでは「心して政治を監視せ よ!」との戸田第二代会長の指導にも反していると言えるのではないでしょうか。
その後も、参議院中央公聴会での公述を引用して、支部長・本部長に「今回の安保法案 を肯定する池田先生の御指導を、ぜひ教えて下さい。」と訴えましたが、応えが返ってくることはありませんでした。
そして、9.17 参議院特別委員会での強行採決、9.19 本会議での法案可決を目の当たりにして、私は現在の公明党は創価三代会長の平和理念を踏みにじり、権力の魔性に喰い破られた政党だと強く確信するに至りました。そして今後、国政での公明党は一切支援しな いことを支部長から県長までに対して宣言を致しました。
それからしばらくは選挙体制にならなかったので、私は地区のみなさんに勝利感がある活動を心がけて指揮を取って参りました。どこまでも純真で健気なメンバーがたくさんおりま す。その方たちと、三代会長が築いて下さったこの創価学会を断じて護るとの祈りを、重ねていました。
そんな中、元職3名さんのブログを見つけた私は第1回横浜座談会をはじめ、数回の座談会に参加させて頂き、 師匠・池田先生の正義を胸中に、志を同じくする方が全国にたくさんいらっしゃる事を知りました。自然に横の連携を取るようになり、有志の勉強会に参加する こともありました。ラインの活動と違って、なんの縛りもなくお互いに本音を言い合えること、 双方向の意見が言える場は非常に大切だと感じました。それが今の創価の最前線では、まず、ないことだからです。
2016年になると地元市議選と参議院選の支援シフトに入りました。私は、県長に再度、「公明党の支援は一切できないので、地区部長としての支援活動はやりません。」と申し出たところ、5月に地区部長を交代となり副支部長専任になりました。
その後、7.3のサイレントアピ ールに参加したのをきっかけに、7年ほど担当していた支部統監部長を解任になりました。そしてこのころから、県長・圏長ペアの懇談という柔らかな査問を受けるようになります。この時点で私は何度も、現執行部は退陣すべきと発言していたので、反安保法制というより反執行部の篠澤と認識されていました。
懇談では、サイレントアピールや元職さん主催の座談会に参加した理由、彼らとの連携頻度などを聞かれて県長から「篠沢さんは反創価学会ですか?あなたは副支部長なんだから 学会の方針と違う意見を言い続けるのなら、今後、役職の解任もありえます。」と通告されました。
現執行部が創価三代会長に違背することがあれば、当然声をあげるべきです。それに、 役職があることで言いたいことが言えないのでは、学会内の言論統制になってしまいます。 師匠・池田先生はこう言われています。「正義感を決して失ってはならない。世間ではよく『清濁併せ呑む』ということが度量のように言われるが、不正・不純を容認し、それに慣れて しまえば自分自身が濁っていく。そうなってしまえば、本末転倒である。」と。今まさに、不正・不純を容認し、隠蔽体質の現執行部自身が濁っているのではないか、そう思えてなりません。
私はサイレントアピールに参加する際、事前に県長・圏長にメールで報告していました。また、懇談の時にアピールの話しになると必ず、「サイレントアピールなど意味のない行動は、 やめた方がいいですね。」「時間の無駄です。やめた方がいいと思います。」と言われました。思想・良心の自由、そして表現の自由を憲法で保証されている行動を、時間の無駄と言い切るその心根に、私は無慈悲さを強く感じました。参加される方、地元で応援してくださる 方、無事故・大成功のお題目を送ってくださる方、その全ては創価三代会長の思想と理念を護り抜こうと決意している善の同志です。対話拒否の執行部とは真逆の人たちです。私は、この善の同志のみなさんと今後も連携していきますと、県長たちに言い切りました。 
この年最後のサイレントアピールには私の同級生で古くからの友人 A 君と参加致しました。 彼とは毎年、東北の被災地に行ってボランティアをしたり、復興の進捗を見て回っています。私はその道中で、現執行部の狂いと会員軽視の実態や元職3名の戦いをよく話してい ましたので、アピールの参加を打診したときは快くOK してくれました。当日は大誓堂前でしっかり1時間、プラカードを持って立ってくれました。終了後に感想を聞いたところ、元職さんと直接話しをしてみて「とても嘘を言う人たちではない、信じられる。」 「これほど多くの方々が真剣に今の創価学会を変革したいと行動しているのが判った、これ には正直驚いた。」と話してくれ、またひとり良き理解者が増えたとうれしくなりました。
その後、私がサイレントアピールに A 君を参加させたことで、新たな動きがありました。本年3月、総県長と県長が私の勤務先の社長に「篠沢さんが現執行部に敵対している活動をしている。」「学会から除名された輩との連携は悪同志であり、やめさせたほうがいい。」 などと伝えに来たそうです。それと共に元職3名さんや創価学会を除名された方のことを批判していき、会って話しをしたこともない方々を仏敵扱いして、その行動がいかに尋常でないかを話したとのことです。その上で総県長たちは「このままでは篠澤さんの処分もやむを得ない。」との話もあり、私と 30年来の付き合いのある社長は大変心配してくれました。数日後、仕事が終わったあとに社長に呼ばれた私は、全て御書と三代会長の御指導に照らして間違ったことはしていない、現執行部が師匠に敵対していると真剣に話しをしたところ、 私の主張を少し理解して頂きその正義感を認めてくれたのです。
この日のやり取りで、総県長たちが社長に接触した理由のひとつは、私と一緒にサイレント アピールに参加した人物を特定することだと思いました。案の定、友人 A くんにも県長による 懇談が行なわれることになりましたが、A くん本人だけに留まらず彼のお姉さん夫婦にも同席させるという展開になっていきました。A くんは当然、自分の意思で参加しているわけですから、何も知らない、関係のない姉夫婦を巻き込むやり方にはとても憤っていました。兄弟抄に「此の 法門を申すには 必ず 魔 出来 すべし 魔 競はずは 正法と 知る べからず」 とあります。まさに御書の通り、 魔が競い起こっていると実感し、私は A くんを心から激励致しました。
これらの内容をアレンジして某掲示板に投稿したところ、一週間ほどで投稿者を特定する ための確認が来ました。それは、総県長や県長が直接私に連絡するのではなく、一婦人部 に確認してもらい報告させるという、なんとも卑怯なやり方でした。
そして4月になり総県長・県長のもとで懇談することになりました。この時は総県長の質問に対して私が応える形で進み、総県長は手元にある資料を見ながら4年ほど前からの私の行動、サイレントアピールや会合への参加状況、掲示板への投稿内容などの事実関係を確認してきました。そして、「あなたは反執行部なのに、なんでまだ創価学会に籍を置くの か?」と、暗に自主退会を促しているような聞き方をしていました。以前、県長との懇談の時 も何度か同じ質問を受けていましたので、総県長たちは私に創価学会を退会してもらいたいのかなと思えましたが、私は「自分から退会することは、絶対にありえません。」とハッキリ 申し上げました。最後に総県長は「今後も除名になったメンバーとの連携を続けますか?」「あなたの考えを 変えるつもりはありませんか?」と聞かれたので、私は「はい。」と応えると、県・総県の監査委員会で検討して学会本部に上げ、その上で県長から話しが行くと話しをされて懇談会は 終了しました。
そして私は4.15に地元会館に呼ばれて、県長から「学会本部の人事委員会で検討した結果、篠沢さんの役職を解任することになりました。」と口頭で通告されました。こうして私の副支部長解任が決定いたしました。
ことの発端は、思考停止をやめただけです。正しい基準のもと、自分の頭で考え始めただけでした。創価学会は永遠に三代の会長が基準です。しかし今の創価の活動には、何が正しくて何が間違っているかを、一度立ち止まって考えることがありません。その結果、戦争が出来る安保法制を成立させ、平成の治安維持法と言われる共謀罪法までも成立させてしまいました。これに加担し、悪に魂を売った公明党はもはや解党するしか ありません。そして、広島・長崎の被爆者の方々が長い間待ち望んだ、核兵器禁止条約が 賛成多数で採択されても、何の声明も出さない現執行部は全員即刻退陣するしかありませ ん。三代会長が命懸けで築いて下さった、創価の絶対的平和主義が破壊されようとしている。 現執行部は、師に敵対している。だから、我々は声をあげねばならないのです。悪を見ておいて責めなければ、自分自身が与同罪となります。
師匠・池田先生は「悪は放置すれば増長する。皆、騙されてしまう。悪人と戦わなければ学会が破戒されてしまうのだ。 破邪顕正といっても、あくまでも破邪が先である。」と御指導されています。今は、まさに破邪の時です。学会員、非学会員にかかわらず、生涯、池田先生を人生の師匠と定めた私たちは、真の同志です。創価三代会長の思想と理念を、断じて失うわけには参りません。みなさん共々に、真の池田門下の旗を高らかに掲げて、善の連帯を強く、大きく拡げて参 りましょう!
(2017. 7.17 横浜にて)